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Channel: オセンタルカの太陽帝国
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とほつあふみ いなさほそえの みをつくし 吾れを頼めて あさましものを。

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突然ですが、天龍川の浜北から奥浜名湖の細江町気賀に引っ越しました。
何もこんなクソ忙しい疲れ切った時期にしなくてもいいじゃんと思うのですが、しょうがないじゃないか、したくなっちゃんだから。
「引越す」と決めてわずか1週間で新しい部屋にやって来たぜ。



思えば前回引っ越しをしたのは6年も前。
浜北の町も決して悪い町では無かったのですが、引越してしまえば「よくもあんな何も無い平坦な場所に6年も暮らしていたな〜」と思う。新しい私の町・気賀(きが)は歴史が豊富で目の前に奥浜名湖と低い山々が広がる、極めて魅力的な町です。“人斬り兵部”ゆかりの井伊谷(いいのや)が隣町だぜ(←これが気賀に住むことにした一番の理由)。新しい部屋を決めるにあたっては、「海から近いかどうか」を一番の要点にしました。そもそも6年前に私は「海のほとりで余生を過ごす」と決心したわけですからな。海だよ海。
考えてみれば私は伊豆暮らしが長かったわけですけど、伊豆で最初に住んだのは修善寺(内陸)、その次に土肥の鍛冶谷田(山の方)、次いで富士市の中島(北の方)、次は下田の大賀茂(海が見えない)→西中(海が見えない)、そして大仁の田京(内陸)と、海の見える場所に住んだことは一度も無かったのです。大仁から伊東の職場に通ってましたが、その職場も山の奥の松川湖の近くでした。
その前に肥前の国に住んでいたときに、家の眼前に九十九島のすばらしい光景が広がっていたのが唯一の美しい思い出。

…が、引っ越した後に気づいたのですが、私の新しい部屋の前に広がっている景色は、
実は浜名湖ではなくて都田川の河口でした。
えええぇ。
まぁいいや、都田川だって。
都田川だって海の恵みに溢れた魅惑の川です。いずれ私も釣り竿を買って、鯛を釣ってのんびり過ごそう。




まだ何も無い、新しい部屋。

引っ越しをしたくなった理由はたくさんあるのですが、
第一は職場との距離。
浜北から40分もかけて毎日舘山寺に通う生活にほとほと飽きちゃって。いえ、私は本当は車の運転が大好きですから40分の通勤は実は大して苦痛ではなく、車内でヘンデルのオペラを聴いていれば良い折りに会社に着くちょうど良い時間が40分なのですが、一方で私がこの世の中で何より大嫌いなのが「信号機」でした。とにかく「待つのが嫌い」な私にとり、いちいちヘンデルの快活な魅惑の合間に信号機に止まらせられるのは、苦行以外の何物でも無いと感じる。で、浜北から会社までの間になんと28個もの信号機があるんですよ。しかも私が通っていた5年の間に4つも新しい信号機が増えやがった。ほんと、気が狂いそうになって、斧で切り倒そうかと思ってましたもん。
それが、
新居から会社までは10分。信号機は4つ。あああ、幸せだ。
…ま、いつまで私が舘山寺で働いているつもりか、私にも分かんないんですけどね。
今の会社は勤務の拘束時間が地獄すぎる。
しょっちゅう居眠り運転をしていて命の危険を感じていて、車を買い換えた理由も「寝ながら運転してたらガードレールと仲良くなった痕がたくさんになりすぎたから」ですからね。


(↑)これまでの私の本棚。こんなのが4面。

ふたつめの理由。
本の本棚。
いま、私は12畳の部屋に住んでいたのですが、本棚に本が収まり切れなくなって、不効率極まりないのですよ。
私は蔵書を増やすのが趣味なのですが、必要な本が必要な時に取り出せない整理されていない本棚に、何の意味があるのか。
12畳一間が6畳3間(計18畳)になっただけなのですが、こんどこそ効率的な理想的な見事な書斎部屋を作り上げてやる。

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