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Channel: オセンタルカの太陽帝国
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家康楽市。

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<2014年3月26日に竣工したばかりの浜松城天守門>

足のケガが完治しました。もうどこも痛くありません。
浜松城公園で2日間にかけて「家康楽市」というのをやるというので見に行ってきました。
今回で第5回目だそうです。



浜松に越してきたばかりのころ「浜松人は誰も歴史に興味が無い」「徳川家康が浜松にいたことすら知らない人の方が多いと思う(みんなどうでも良いと思っている)」と独りでプンプンしていたことを懐かしく思い出します。一体、こんなに「家康、家康」「出世、出世」とばかり言う町になってしまうだなんて、どこの私が予想したでしょうか。昨年の出世大名家康くんの茶番は関心が無かった私ですら背中が痒くなりましたが、まあ、良かったことだと思います。

「浜松産 食のイベント 家康楽市 In 浜松出世城」は「春の陣」と「秋の陣」が行われるそうで、つまり第5回目の今年は3年目だということです。
すべては「浜松福市長 うなぎイヌ」が政変により失脚し、「出世大名家康くん」が出世を果たした2011年以降のブームですよね。家康くんはゆるキャラとしてはけっこう遅出だったイメージがありますけど、ゆるキャラブームってまだ継続してるんですか?







10時ぐらいに会場に着きますとやってましたのが武将隊のショー。
浜松には武将隊がいませんで、この方々は岡崎市の武将隊。「グレート家康公「葵」武将隊」といって、はるばる武将の名産地の岡崎からやってきてくださったそうです。とは言っても肝心のグレート家康公は来ておられませんで、今日いた3人は、左から服部半蔵、酒井忠次、赤い人がわれらが人斬り兵部だとか。まぁ、井伊直政公が来てれば浜松的には万事良い気がしますけど、榊原康政も本多忠勝も岡崎よりも浜松の方でより活躍したのにね、プリプリ、とか思ってましたら、HP見たら井伊直政も酒井忠次も14時に岡崎城の公演に出演することになってる。13時ぐらいまで浜松にいたような気がするんですけど、四天王も大変ね。(※よく見たら、わかりづらいところに3人は浜松にいると書いてありました)
これはどうも、浜松にも自前の武将隊が欲しいですよねえ。井伊直政(※浜松出身者)は必須として、井伊谷三人衆(※浜松出身者ではない)と大沢基胤(※浜松出身者)と飯尾連龍(※浜松出身者)とその妻・椿姫(※フランス人)と叶坊光幡(※浜松出身者ではない)あたりを入れて。(←地味ね)



岡崎の井伊直政はかっこいい。



2日目(4/27)の武将隊は、酒井忠次が抜けて、井伊直政、服部半蔵、榊原康政(=右のヒゲ男)の3人が来てくれていました。改めて、武将隊はすごいです。こんなに動きにくそうな衣装なのに、歌って踊って飛び跳ねられる訓練を存分にしていることが見て取れました。あと、全員がそれぞれ交代で司会ができる話術も身につけているみたい。




面白いと思ったのは、会場に何人も家康公がいたことで、



この人(真ん中の黒い歯朶具足の人)は何かの重鎮らしくて、ずっと会場を威厳を保って歩き続けていた。何の人なんだろ?



「徳川三姫」と一緒に。



浜松ではまだ家康くんは大人気。家康くんふわふわ、おこさま200円。



金陀美鎧の家康公はなんと神谷昌志氏と歴史講座をやっておられた。
神谷昌志という方は浜松歴史界のスーパースター。昭和4年生まれですから今年85歳になられるのですが、話は明晰でとても力強く、とても元気だ。わたくし、ほっとしてしまいましたよ。実物を拝見するのは初めてですけど。



最後に『井伊直政誕生物語』という劇(劇団砂喰社)という劇があり、そこに出てきた徳川家康。この役者さんがすごく良かった。声がとっても良い。でもこの役者さんはメインイベントである『三方原合戦』では武田方の指揮官をやってましたけどな。

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